リアル脱出マジック ◆M3Q8DKHl9E

少年石川純一郎は困っていた。
辺りには何も無く特に困ることは無いようだが、
それは少年の目の前にある扉の向こうにあった。(正確にはその向こうの階段の上だが)
それを説明するために時間を開始直後に戻ろうと思う。

少年は暗闇の中で目を覚ました、どうやら明かりも窓もない部屋に飛ばされた様だ、暫くすると目が慣れてきたのであたりを見回していたがどうやらここは物置のようであった。
荷物を確かめた後、何かないか探していた様だが役に立つものはなくあきらめかけたとき、保存食を見つけた、
必要な分だけザックにつめると知り合いを探すため行動しようと少年は立ち上がった。

さて、ここで少年の考えを少し説明しよう思う、どうやら少年はこのように考えているらしい。
まずは知り合いについてだ、奇術は馬鹿だがこのようなことに乗るようなやつではない、それに久遠が乗ることもないだろう、
そのことを踏まえて会場のことを思い出すと異形の物体もいくつかいた、いや現状を見るに参加者のようなので人としておこう。(猫も居たが無視した)
彼らと会ったとき友好的な態度で接してくれるかはわからない、むしろ逆のほうがこのゲームの性質上多いだろう、
そんなときのため仲間を増やさなければ何をすることもなく死んでいくに決まっている。
とにかく少年は、知り合いをそして仲間になってくれるものを探すため、外に出るため扉を開けた、
すると、目の前に階段がありその上に扉があることを見つけたどうやらここは地下室であったようだ、そして石川純一朗は階段を上り扉をあけ……






かけた所で勢いよくあとずさった。
其処までは良かったのだが、ここが階段だというのを忘れていた様で転んでしまった。
頭上では先ほど開けようとしていた扉が閉まっていくのが見えている。
そのとき少年は受身をとれず背中を強打したようで蹲りなにやら呻いている。
どうやらあせっている上に混乱しているようだった。
その理由は扉のすぐそばにあった。どうやら少年にとってそれは、マーダーのほうがまだましだったようだ。
「な……なぜ」
そうつぶやくと、少年は黙り込んでしまった。
少年はなぜここまで脅えているのだろう。
これ以上引っ張ってもしょうがないのでそろそろタネを明かそうと思う。
少年が落ち込んでいる、その理由は、



だ。
扉を開けたとたん猫が見えたからだ。
(少年には逆光とあたりの眩しさにより黒猫に見えたようだが)

そして一時間後
少年はやっと落ち着いたことにより冒頭の状態につながった。
さて状況を整理してみよう、まずここは地下であるそして出口は目の前の扉しかない、
しかし、その先には猫が居る(先ほど少年が調べた結果まだ居るようだ)
ほかを調べても出口はない、ということは出られない。
俗に言う軟禁状態である。
少年は自らの状態を悟った後叫んだ。
「どうすればいいんだ――」
それは、むなしく響いたのみだった。

【B-6地下室 14:30】
【石川純一郎@マジシャン探偵A】
[状態]精神的疲労困憊
[装備]なし
[道具]支給品一式(確認済み)  マジック道具数点 食料二日分
[思考]どうすれば
[備考]※ 支給品は猫を追い払えるようなものではありません
※ マジック道具に殺傷能力はほとんどありません(トランプ等)
※ 地下室の音は地上に漏れません、また地上の音も聞こえません
※ 入り口は巧妙に隠されてます
※ 扉は上に開ける蓋タイプです
※ なぜか放送は聞こえます
※ 猫を黒猫と思っています

【B-6地上】
【猫】
[状態] ?
[装備] ?
[道具] ?
[思考] ?
[備考]※猫が、参加者かどうかはわかりません

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